人は案外簡単に死んでしまうが、長生きもする

常日頃から自分や家族の死を考えながら生きている人はそれほど多くは無いと思います。

私自身、父親を11歳の時に突然死と言う形で亡くし、人は簡単に死んでしまうものだという認識を持って生きてはいますが、だからと言って今日、明日にでも自分や家族が死んでしまう事など考えてはいません。

母親も60代後半に突入し、一昔であればそろそろ親の死と向き合わなければならない時期に差し掛かっているのかもしれませんが、今の日本は屈指の長寿国となり、事実母方の祖父母はともに90歳を超え、肉親には100歳まで生きるのではないかとも言われています。

あまりにも長生きする事が本人や周囲の者にとって幸せかどうかは分かりませんが・・・。

幼馴染のお坊さんとの話

私には40年近く親交がある坊主の親友がいます。

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彼はお寺に生まれた訳ではなく、普通の一般家庭に育ったのですが、大学時代に付き合った女性がお寺の一人娘であった事がきっかけで坊主になる事を志し、お寺の跡継ぎとして婿入りしました。

そもそも出身が一般の家庭ですので、大人になる過程では我々と同じような死生観を持っていたのでしょうが、仕事として日常的な死と向き合う事で我々とは異なる死生観を持っています。

その死生観については別の機会に語るとして、先日彼と飲みに行った時に坊主の本音やお葬式の話などを聞いたのですが、その中で非常に興味深い話がありました。

それはこの記事のタイトルの通り、葬儀屋を通さないお葬式の話です。

葬儀屋を通さないお葬式

お葬式の時の坊主へのお布施の相場がどれ位なのか?などと言う話から始まったのですが、相場などは特に決まっておらず、相手の気持ちにお任せするというのが一般的な答えだそうですが、そうは言っても家計が苦しい場合は多くは出せないでしょうし、葬儀に掛けるお金も自ずと決まって来るだろう…云々などという会話を進めていました。

その話の過程で理由はお金の問題なのかは分からないけれども、葬儀屋を通さない葬儀を行うケースもあるとの事。

その場合、火葬場の手配だけでなく、遺体の保冷をどうするのか、遺体を運ぶのに霊柩車はどうするのか、などという問題が発生します。

アマゾンで棺桶が売られていると一時期話題になったことがありますが、出来るだけ葬儀にお金を掛けたくない人たちの需要があるのでしょう。

都会ではお寺の檀家に入っていない家が多く、今後は更にこのようなケースが増えるのかも知れませんね。

この葬儀屋を使わないお葬式のやり方は、実際に本が売られています。

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因みにお布施の話ですが、相場はなくあくまでも気持ちとしてとの事ですが、本音を言えば現場までの交通費や日当的な部分で最低限一日分の日当程度は欲しいそうです。

まあ、そりゃそうですね。