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IP電話機は企業向けが前提の為、価格が高い
最近、事業用にIP電話回線を追加したのですが、使用しているターミナルアダプターにはアナログ回線用のジャックがひとつしかありませんので、IP電話機の導入を検討しました。
IP電話機自体が比較的規模の大きい企業を対象としているビジネスフォンしか存在しない為、国内メーカー品を選ぼうとするとかなり割高になります。
電話機としての機能は家庭用電話機とほぼ変わらないのですが、同一の電話番号を複数回線で使用したり、何十台もの内線の回線に対応したりと、目に見えない部分での仕組みが全く異なります。
確かに社員が数人以上、フロアもそこそこ広いような会社ではこのようなIP電話機の方がなにかと便利で良いのですが、個人から法人成したばかりの会社や、家庭用と業務用を切り分ける為に回線を増設するようなケースでは、IP電話機は高くて操作が複雑な為、面倒が増えるだけです。
海外製品であれば6千円台で購入することも可能ですが、ただでさえ複雑なIP電話機の説明書が英語であったりと、価格以上に時間的なコストが掛かってしまいそうです。
それなら少し余分にお金を払っても、パナソニックなどの有名国内企業の廉価モデルのIP電話機を買った方が良いと思うのですが、基本的に受ける方がメインの使用方法である事を考えると、このデザインや大きさがなんとも無駄が多い気がします。
デスクのスペースも限りがありますし、機能面は最低限で構わないのでもっと省スペースな電話機がほしくなりますね。
IP回線をアナログ回線に変換するVoIPアダプターと家庭用電話機との組み合わせ
IP電話回線はデジタル回線ですが、光電話などのIP回線はNTTから貸与される端末やその他のターミナルアダプターでもアナログ回線に変換することが出来ます。
これらの端末のアナログ回線ポートが一杯になってしまった場合、別途「デジタル→アナログ」に変換する機能だけを搭載した「VoIP」アダプターを使用する事でIP電話機ではなく、一般の家庭用電話機でIP回線を使用する事が可能になります。
Grandstream HT701 VoIPアダプター ATA 1-FXS
この手の製品は機能面ではほとんど変わらず、違いは電話回線用のポートが1個なのか2個なのかと言ったところです。
価格は大して変わりませんので、今回は電話回線用の出力口が2ポートあるものを選びました。
さらに電話機を購入するとパナソニックのIP電話機と同じくらいの価格になりますが、デザインの選択肢の幅が広がります。
電話をあまりつかないなら、スリムタイプの電話機がおすすめ
最近はスマホの通話料が定額で無制限のプランも増えていますし、そのような場合は電話をかける際には固定電話ではなく、スマホからかける事が多くなると思います。
私の場合もソフトバンクのスマホーダイに加入している為、電話はほとんどスマホからかけます。
ほとんど受けるだけの事業用の電話は、やはりデスクのスペースを取らないコンパクトタイプを選びたいところです。
最近では親機が子機と同じような大きさになっている電話機も増えていますので、おすすめモデルをいくつか紹介します。
機能的にはどれも大差はありませんので、デザインで選んで良いかと思います。
コードレス電話機 | ||
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パイオニア TF-FD15S | ||
パナソニック VE-GDS01DL | ||
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パナソニック VE-GDS02DL | ||
シャープ JD-S07CL | ||
シャープ JD-S06CL | ||
デザイン面ではシャープがやや古い感じ、パイオニアとパナソニックがスタイリッシュなイメージですね。
今回はこの中で最も場所をとらなそうな「VE-GDS01DL」を購入しておきました。