先日秩父にドライブに行った際にご当地B級グルメとして全国的に有名な「わらじかつ丼」を食べて来ました。

このブログはグルメブログではないですし、わらじカツどんについて「どこが美味しいである」とかのお店選びの情報についてはネット時に情報があふれていますので敢えてここでは詳しくは触れません。

私は秩父在住ではないですし、実際に行ったお店のみについてしか分かりませんので。

ここでは地域振興と言った観点から、秩父の「わらじカツ丼」を見て行きたいと思います。

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秩父のわらじカツ丼の歴史

秩父小鹿野町のわらじカツ丼の歴史は、大正5年に創業した「安田屋」が発祥の起源であると言われています。

どうやら最近では2014年に放映された吉高由里子出演の西武鉄道のCMで認知度が高まっているようですが、わらじカツ丼がブームになり始めたのは10年~20年単位の昔の話だそうです。

 

この辺りは現地の人に聞いても、いつからなのか良く分かりませんでした。

少なくとも、元祖である「安田屋」の2号店は30年前から存在し、他のわらじカツ丼のお店も10~20年前に開業しているようですので、20~30年前からブームになり始めたと見ても良いかと考えています。

最近ではテレビなどのメディアにも採りあげられている事もあり、ここ2~3年で知名度が急上昇しているようです。

「東大門」は週末はわらじカツ渋滞が出来るほどの人気らしい

今回は実際にわらじカツ丼を食べに秩父市小鹿野町にある焼き肉屋「東大門」というお店に行ってきました。

お店の方に聞いたところ、このお店は精肉店が経営しているそうで、他のお店に比べて肉質が自慢との事です。

小鹿野でわらじカツ丼を出しているお店は、「安田屋」から始まったブームに乗っかってわらじカツを扱い始めたところが多いようですが、「東大門」では巨大なカツが2枚乗っている「メガわらじかつ丼」がメインメニューとなっています。

TBSの「王様のブランチ」や「News every」などのTV番組で紹介されたこともあり、週末には入店町の渋滞が出来るほどの人気だそうです。(平日はそこまで混雑はしていないがガラガラでもない)

店内には「メガわらじかつ丼」を完食したお客さんの記念撮影の写真がボードを埋め尽くしています。

今回は2人で行ってみたのですが、「メガわらじかつ丼」を完食する自信がなかったのと精肉店直営との事ですのでノーマルのcと「またぎ豚ぶり」をシェアする事にしました。

「わらじかつ丼」の方は、想像していたのとは違ってそこまで分厚くない肉を何枚か重ねて揚げているようで、柔らかく脂身も適度に含まれていましたので、柔らかく食べ易いと感じました。

分厚い1枚物の肉を想像していたのですが、これはこれで美味しいと思います。

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やはり、精肉店直営ですので肉質は良いと感じました。

私の場合、実は「わらじかつ丼」よりも「またぎ豚ぶり」の方に個人的な興味が強かったのですが(脂身が大好きなので)、こちらの方は事前の印象通り肉質が柔らかく脂身も適度に使われていますので、コッテリ系が好きな人なら誰でも美味しいと感じるでしょう。

お店の総評としては、精肉店直営というだけあって何れのメニューも肉質が良いと言ったところです。

秩父の「わらじかつ丼」は地域振興の成功例

私が「東大門」を訪れたのは3月中旬の月曜日でしたが、平日にしてはお店にお客さんが多いと言う印象を受けました。

客層を見ると、ほとんどがドライブやバイクのツーリングでわざわざ「わらじかつ丼」を食べに「東大門」にやって来たという印象です。

秩父に来たついでに「わらじかつ丼」を食べた…のではなく、「わらじかつ丼」を食べる為に秩父に来た人が多いようです。

西武鉄道にとっては、電車を利用して秩父に来て貰う事が第一の目的だと思いますが、お店自体が駅から歩いていける場所ではないので、車やバイクでの来店が大部分のようです。

「わらじかつ丼」ブームについては、自治体がどれだけ絡んでいるか分かりませんが、結果として地域振興に一役買っており、地元の経済にプラスの効果をもたらしているのは間違いないでしょう。

色々調べた限りでは「わらじかつ丼」ブームは自治体によって計画的に持ち上げられたというよりも、口コミで静かなブームになっていたものが、ここ数年のスマホの普及でネット経由で大きなブームになり、テレビなどのメジャーなメディアで採りあげられた事でさらに知名度が高まったと言ったところでしょう。

コピーライターが考えたようなネーミングセンス

商品やサービスを売り出すには、人の注意を引き付けるようなネーミングが不可欠です。

特に競合する似たようなサービスや商品がたくさんある場合には、商品そのものでの差別化よりもネーミングと打ち出し方による差別化の方が重要になります。

今回の件についても「わらじかつ丼」というネーミングがなければ、ただのソースかつ丼で終わってしまう話です。

「東大門」ではさらに「わらじかつ丼」を大振りにして「メガわらじかつ丼」と言うネーミングで打ち出しています。

秩父と言う恵まれたロケーション

「わらじかつ丼」がヒットした重要な要素には首都圏から車で1~2時間の観光地と言う、秩父特有のロケーションがあります。

首都圏から日帰りで気軽に出かけて現地で1~2箇所の観光施設に寄って帰って来られるという、交通の利便性の良さもポイントです。

B級グルメという価格面での気軽さも相まって「わらじかつ丼」はこれだけヒットしているのでしょう。

同じような条件の自治体であればチャンスは充分にあると思う

首都圏から車で1~2時間程度のロケーションであれば、「わらじかつ丼」のように打ち出し方次第では地域に人を呼ぶ事は可能だと思います。

今はネットを使用して個人による情報の発信と拡散のスピードが非常に早くなっています。

最終的にはTVなどのメジャーなメディアによる紹介も必要だとは思いますが、個人ブロガーなどによる情報拡散も初期の段階では重要な要素となります。

TV局などは視聴率を上げる為に日々ネタ探しをしている筈ですから、ネットでの知名度が上がれば何ればTVなどのメディアなどでも紹介される日が来るでしょう。

民間企業などは個人ブロガーと連携して自社のサービスや商品の情報を拡散していますから、自治体もこれに倣って個人ブロガーなどを活用してみたらどうかと思います。

もっとも、コスト対効果など計測が難しい部分もあるので、お役所仕事ではなかなか手が付かない部分ではあると思います。

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